2016/07/17
近年、世界各国で人気が高まっている日本の盆栽と錦鯉を閉鎖型生態系循環システム(アクアポニックス)で育てるインテリア製品「アクアポニックインテリア 渓」の取り扱い(卸販売)を開始いたしました。この製品は、サイトウコムウェア株式会社(名古屋市)が企画・開発したもので、製品本体には、当社の漆塗りや蒔絵技術が採用されています。
「閉鎖型生態系循環システム」とは、錦鯉(観賞魚)から排出される糞尿および光合成を促す植物育成用LEDを使用して盆栽(植物)を水耕栽培することで、利用者は手軽にかつ同時に盆栽と錦鯉を「インテリア」として成育できる未来型の画期的なシステムです。天然漆の美しい光沢と独特の深み、熟練の蒔絵職人による手技を施した越前漆器の専用ボックスを組み合わせることで、単なる日本美を味わう高級室内装飾品としてだけではなく、自然生態系の継続学習や空気清浄効果、加湿効果、癒し効果等、自然生態系による様々なメリットを享受できます。
本体に施された漆塗り、蒔絵部分について当社が開発段階からサポートを行い、約1年かけて試作、完成しました。当社では、今回のコラボレーションを従来の漆器市場を越えて国内外の幅広い顧客向けに「日本が誇る漆技術の美しさ」、「引き立て役としての漆の価値」をアピールする効果が高い取組みとして期待しています。
※実物サンプルは、東京アンテナショップ「ふくい南青山291」にてご覧いただけます。
(平成28年8月上旬より展示開始予定)
WEBサイト:ふくい南青山291
※漆塗り、蒔絵部分の製作の様子や商品詳細は以下、サイトウコムウェア社のホームページをご覧ください。
WEBサイト:サイトウコムウェア